Snow Manからファンへ、ファンからSnow Manへ繋がる光 東京ドームで見せた9人全員で向かう未来への道筋
2024-12-18
著者: 芽依
12月15日、Snow Manが『Snow Man Dome Tour 2024 RAYS』の東京ドーム公演を開催した。この4日間にわたる東京公演の初日の内容をレポートする。
開演前、ステージ上にはティファニーブルーの光に包まれたモチーフが輝いている。最近『RAYS』で実施された光の演出には「9人の“光線”が集まり、大きな光となって、もっと遠くまで届き、Snow Manのその先の未来に向かって加速していく」というコンセプトが込められている。もちろんそのコンセプトを可視化したようなセットがある。
いよいよ、開演。オープニングでは、メンバー一人が“stranger”であることをテーマにした映像が流れ、そこから実際に会場へ姿を現すという演出だ。それに続いて登場したメンバーは、9人横一列でセンターから登場し、その圧倒的な存在感を放った。
この日が復帰公演となった岩本照は「東京!煽いでいこうぜ!」と声をかけ、さらに「EMPIRE」でライトをスタートさせる。赤い衣装に身を包み、水と炎の特殊とともにダイナミックに動き続ける姿は圧巻だ。「東京、盛り上がろうぜ!」と目黒蓮が叫ぶと、続けて「Dangerholic」へとつながる。
ムービングステージで移動しつつも、メンバーはアリーナの観客から上層フロアの観客まで、くまなく手を振りながら満遍なく挨拶をしていく。途中、メンバーたちの息が合ったダンスが繰り広げられ、そこでも「BREAKOUT」では、きれいなダンスでエモーショナルなパフォーマンスが展開された。
ここで、メンバーが光線となって世界を舞い飛ぶという演出が。大きな画面で流れる映像とリンクしながら、白と黒の衣装に身を包んだメンバーが再びステージに登場する。大迫力のダンスシーンが繰り広げられる。そして、これまでの彼らのストーリーが感じられるようなパフォーマンスが多くのファンの心に強く響く。
パフォーマンスの合間には、Snow ManオフィシャルYouTubeチャンネルで生配信を行うためのMCタイムも設けられた。この日のMCは、Snow Manのメンバーが自身の経験やファンへの感謝の思いを語り、高まるオーディエンスとの一体感を感じさせる瞬間だった。特に先のツアーの振り返りや、2025年1月22日にリリース予定の最新アルバムに向けた期待に溢れていた。
また、駒本章太とのコラボ曲や、トリリニアのテーマ曲ともなる『トリリーニア』が披露され、ファンの中では大きな盛り上がりを見せた。何より、彼らのこれからの挑戦に向けた意気込みが感じられる瞬間であった。
公演を終えたメンバーたちは、「お疲れ様でした、また会いましょう!」と声を掛け合いながら、ファンへの愛情と感謝をしっかりと胸に刻んで去っていった。
この素晴らしい参加型コンサートは、Snow Manのファンと彼らとの繋がりをさらに強め、未来へ向かう希望をあらためて感じさせた。次の公演も非常に楽しみだ。バナナも飛び交う場面もあり、彼らの楽しい雰囲気が全体を包み込むことで、ファンを魅了し続けている。