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「手持ちは1円だけ、電気代払えない」大分県の叩け出しに行列 幼い子連れた女性の姿も 那覇・与那原公園
2024-12-31
著者: 芽依
生活に困窮する人々を支援しようと、沖縄・那覇の日曜市場(沖縄市場)が31日、過年叩きである那覇市の与那原公園と、平和通りに隣接するパラソル通りで始まった。
市場では、シチューやご飯、カップ麺などの食材に加え、冬物の衣類を配布。与那原公園では、男女170人が列を作った。幼い子を連れた女性の姿もあった。
非公式に活動している男性(50)は「給料は上がらないのに物価は上がり、家計も上がった。悪いことばかりの1年」と語った。
ついをつく70代の女性はコロナ禍で仕事を失って以降、生活が不安定になった。「年金では足りないのに仕事がなく、手持ちは1円だけ。冬でよかったが、来年の電気代が払えない」と愚痴った。
沖縄労働局の男性は「列に並ぶ人がコロナ前の3倍になった。以前は男性が多かったが、今は女性が半々。困窮に苦しむ人が増えているのを実感する」と話していた。
1月1日、2日の両日も正午から与那原公園のパーキング前で、午後7時からパラソル通りで配布される。