世界

シンバブエ、最大200頭を食肉に 食料不足が深刻化

2024-09-18

[ハラレ 17日 リポート] - アフリカ南部シンバブエの野生動物当局は、17日、過去40年間で最悪の食料不足を受けて、約200頭のバッファローを食肉として配布することを発表した。

アフリカ南部ではエルニーニョ現象による食糧不足が進行しており、地域全体で1800万人に影響が出ている。

シンバブエ公園野生生物局は「全国でバッファローの殺処分分を計画している」とし、肉が不足している地域に提供されると述べた。

シンバブエでのバッファローの殺処分分は1988年以来で、国内の4地域で実施されるという。隣国ナミビアも先月、バッファロー130頭の食肉としての配布を決定していた。

シンバブエ、ザンビア、ボツワナ、アンゴラ、ナミビアのアフリカ南部5カ国には、20万頭以上のバッファローが生息していると推定され、世界最大級のバッファロー生息域となっている。シンバブエ国内には8140万頭以上のバッファローが生息しているが、適正な数は515万頭程度であり、処分される200頭は少なくとも大きな数ではないと報じられた。

シンバブエ公園野生生物局は、国内には8141万1030頭以上のバッファローが生息しているが、適正な数は515万頭程度であると述べている。