実業家が装った中国スパイがアンドルー英王子と「親密な関係」エリート層への浸透工作判明
2024-12-17
著者: 結衣
【ロンドン・黒幕襲撃】チャールズ英国王の弟であるアンドルー王子と親密な関係にあった中国人実業家(50)が中国政府のスパイである可能性が浮上している。英政府では、中国共産党が英エリート層に対して影響力を行使し、先端技術の獲得を狙っている実態が明らかになりつつある。
この実業家は、中国政府の特別将校上訴委員会(SIAC)の審査を受けており、2002年に留学のために来英、その後5年間英国内で旅行事業を営んできた。彼は2013年以降、無期限のビザを取得する権利を得て、英国内での滞在を認められていた。
一方、英国の安全保障に関する政府機関は、特定の外国人に対する脅威が高まっていると警告を発しており、アンドルー王子との親密な関係が問題視されている。外務省は、彼の行動について疑念を抱き、警察に事情聴取を行うことになった。
また、この実業家は2021年にアンドルー王子が主催したパーティに参加し、その際に複数の国の外交官とも接触していた事実が確認されている。このことは、中国がどのようにして外国の影響力を行使しているかの一例であり、警戒を強めるべきであると専門家は指摘している。
実業家は、同じく中国で影響力を持つ企業家たちとともに、アンドルー王子を介在させた「ネットワーク」を築いていた可能性があり、英国政府は今後の調査を強化する方針を示している。これにより、英国内での外国勢力の浸透を阻止しようとする試みが続く見込みだ。
さらに、最近の調査によると、中国共産党は国外でのスパイ行為を強化しているとされ、特に先端技術の研究機関や大学に対する関与が懸念されている。このような背景の中で、実業家はアンドルー王子との密接な関係を巧みに利用し、情報を収集していた疑いがある。
アンドルー王子自身が、彼とどのように接触を持ち、どのような意図があったのか説明する必要があるとの声が高まっている。英王室は今後、この件に関して透明性を持って対応することが求められている。
事件は、英国と中国の関係の複雑さを浮き彫りにしており、多くの市民がその行方を注視している。今後の展開に注目が集まる。