「視野が広い人」なら一瞬で解く算数問題の裏側とは?法則性を見抜く力を鍛える2つの問題
2025-01-10
著者: 芽依
はじめに
「私は算数から学びを得て、どのようにか東大に入れた今日に至る感があるのは、『こんなに世界が違って見えるようになる算数はまったくない』ということです」と語るのは、2流、偏差値が35から飛躍の東大合格を果たした西岡君。
この言葉が示すように、算数の学び方は「思考の武器」として、その後の人生でも活用できるものなのです。彼はこう続けます。
「算数の考え方は、例えば次のように、ビジネスや人生においても大きく役立つもので、数字や数学の問題を使えるだけでなく、あらゆる勉強に、仕事に、人生において大切なものだと思います。」
このような「思考の武器」を解説した45万部を突破したシリーズ最新刊、『「数字のセンス」と「現場力」がいかに身に付くか』が出版され、発売後すぐに3刷と高評価を博しています。
法則性を見抜く力を鍛える算数問題
ここで、法則性を見抜く力を鍛える「算数」の問題を2問、ご紹介します。
問題1:法則性を見抜く算数
数列に関する問題は、小学校でも中学校でも高校でも出題される問題形式です。数が並んでいて、それがどのような法則性で並んでいるのかを考えることが要求されます。例えば「2, 4, 6, 8, 10, 12,...」と続く数列があった場合、次の数は14になると考えることができます。このように、数の法則性を考え、その次を予測するのがこの問題の核となります。
この問題を解く際には、「法則性を見出し、それが無限に続くとしたらどうなるか」という視点が重要になります。これは算数という枠を超えて、基礎的な論理力や問題解決力を養うものです。
最後に、こうした問題から得た思考のきっかけは、「法則性を見出すことができ、それが無限に続く状態だとしたらどうなるか」を考えることに繋がります。この流れを通じて、算数だけではなく、さまざまな分野に応用できる思考力を身に付けることができるのです。具体的な例を挙げれば「数列はどのように増えていくのか、無限の法則性を見抜く力は、未来を予測する力へと繋がる」ということを意識することが大切です。
今日のこのような数列の問題を2題、ぜひ挑戦してみてください。