テクノロジー
世界ランキング36位!「富豪」が6位に後退…4位までを米国勢が独占!
2024-11-18
著者: 健二
理化学研究所は18日、富士通と共同開発したスーパーコンピュータ「富岳」が、計算速度を競う世界ランキング「TOP500」で6位だったと発表した。米国などの新鋭機に挟まれ、前回発表時の今年5月から順位を2つ下げたものの、10位以内には留まった。
TOP500は、スーパーコンピュータの研究者らが毎年12回公表している。首位は米ローレンス・リバモア国立研究所が開発した新鋭機「エル・カピタン」で、計算速度は毎秒1.17京(けい)回、これは10京回(京は1兆の万倍)を超える処理能力に相当する。4位までが米国勢で占められている。
富岳は2020年から2022年にかけて、歴代最高の性能を誇り、数々の科学研究や新型コロナウイルスの解析にも寄与しました。しかし、2023年においては、その地位を脅かす新たな機器が登場しました。
これからの研究や開発に向けた競争が激化する中、不断の技術革新が求められています。特に、次回のランキング発表に向けて期待される新技術には、量子コンピューティングやAIを活用した高効率なプロセッサーが挙げられ、これらの技術が進化することで、次のスーパーコンピュータの登場が待たれています。