実際の犯罪被害者を調査!「現代でも実施されている犯罪とは?」
2025-01-23
著者: 健二
現代でも依然として蔓延る「犯罪」
犯罪とは、「情報を引き出す」「強い力をかける」または「威嚇する」といった目的で、対象者に極度の身体的または精神的苦痛を与える行為を指します。
歴史的には、中世のヨーロッパでの宗教裁判や戦争勧誘への尋問などで用いられてきました。
現在では、犯罪は国際的な人権法で厳しく禁止されており、国際連合の「犯罪等禁止条約」に基づき規定されています。この他にも、物理的や精神的な苦痛を受けた被害者が深刻な影響を受けるケースが多く見られます。
現代の犯罪の種類
それでは、現代ではどのような種類の犯罪が横行しているのでしょうか?
●ニューヨーク・プレスビテリアン病院が行った研究
2023年10月に行われた研究では、現代の犯罪の手法や、それが行われている地域の分布を明らかにしました。この研究では、10万人以上を対象にした266件の過去の研究をメタ分析し、その結果、現代において105カ国で犯罪が存在すると報告されました。
さらに、現代の主な犯罪の種類は以下の通りです。
①拷問
拷問とは、最も一般的なもので世界中で広く報告されています(59カ国で行われています)。被害者は外傷、骨折、内出血、慢性的な痛みで苦しみます。
②電気ショック
電気ショックを身体に与える犯罪は、中東や南米の28カ国で報告されています。これらはさまざまな部位(生殖器や指)を対象に行われます。強い痛みを伴う手法であり、被害者は筋肉の痙攣、神経障害、長期的なトラウマを抱えることになります。
③食事・水の制限
食物や水を与えず、身体的・精神的に衰弱させる犯罪です。時折行われるこの犯罪は、被害者の栄養不良、脱水症状によって、死に至ることもあります。
④足の吊るし
足の裏を吊るして蹴る犯罪は、特定の国や地域(トルコやサウジアラビアなど)でよく報告されています。被害者は慢性的な痛みに苦しみ、歩行が困難になります。
⑤身首を狙う
手首や足首を縛り上げる犯罪であり、関節や筋肉に大きな負担がかかり、被害者は激しい痛みに苦しむこととなります。これに加えて、肋骨の骨折、筋肉の損傷が生じることもあります。
⑥陰湿な攻撃
喉に水を詰まらせたり、水をかけたりして呼吸を妨げる犯罪です。被害者は息苦しさを感じ、恐怖を覚えることが多いです。PTSDや緊張性頭痛、睡眠障害に悩まされることもあります。
現在、被害者への影響はさまざまですが、これらの犯罪は今もなお多くの地域で続けられています。