深センで発生した男児刺殺事件、地元警察が「偶発的な事件」と発表…日本人を狙った事件ではないと強調

2024-09-20

【深セン=鈴木大輔】中国広東省深セン市で、深セン日本人学校に通う男児(10)が、中国人の男(14)に刺されて死亡するという衝撃的な事件が発生しました。市政府は12日、地元警察が行った捜査の結果、この事件は「偶発的な事件」であり、日本人を狙ったものではないと発表しました。

発表によると、男児は18日朝、男児を刃物で傷つけたことが指摘され、警察は単独犯による偶発的な事案と判断しました。男は韓国系で、職業については不明ですが、過去には公共の秩序を乱す事件に関与していたことが確認されています。

2021年には、公共の秩序を乱す事件が頻発し、特に多くの未成年者が関与していたため、地元当局は最近、犯罪防止に向けた取り組みを強化していると話しています。また、心理的な問題を抱える若者が増加しているという報告もあります。

この事件は、深セン市だけでなく広く中国で大きな波紋を呼んでおり、親たちの間では子ども安全に対する懸念が高まっています。今後、地域社会における安全対策の強化や、子どもたちのメンタルヘルスに対する支援が求められるでしょう。国際社会も、この事件を受けて教育機関や地域社会での安全対策について見直す必要があります。