神谷代表が発言「本質的に間違っていない」自民・西田氏の「ヘイトの塔」巡る発言

2025-05-12

著者: 裕美

自民・西田氏の物議を醸す発言

自民党の神谷宗幣代表が、先日行われた沖縄戦の「ヘイトの塔」に関する発言に対して、「本質的に間違っていない」と述べ、物議を醸しています。彼の発言は、12日に公表された関係者への取材で明らかになりました。

沖縄戦の歴史的側面についての議論

神谷氏は10日の青森市で行われた演説で、「日本軍が沖縄の人を殺したわけじゃない。日本軍がやられたと記述されているのはおかしい」と強調しました。この発言により、日本軍の自決用の手榴弾などの使用が問題視される中、彼は「そういうものであってはならない」としつつも、歴史に対する見解を表明しました。

沖縄市民の安全を守るための戦い

彼は、沖縄における日本軍による市民への攻撃は事実として認識しているとしつつも、多くの軍人が沖縄県民を守るために戦ったと述べました。これに対し、「加害の側面を主に取り上げることに違和感を覚える」ともコメントしました。彼の発言は、特に沖縄の歴史を知らない若者に対して不正確な情報を与える懸念があると指摘されています。

議論の余地がある発言と社会の反応

神谷氏の発言に対してはさまざまな反応があり、支持する意見と批判の意見が交錯しています。彼は「加害の側面を主に取り上げるのは適切ではない」と語る一方で、その見解は歴史的事実を軽視するものではないかという懸念も広がっています。社会全体での議論が求められる中、今後の動向にも注目です。