健康
社会全体で高まるインフルエンザの脅威|信濃毎日新聞デジタル 信州・長野県のニュースサイト
2025-01-06
著者: 蓮
冬休みも終わり、学校が新年度を迎える季節となりました。挨拶されるのが嬉しい一方で、インフルエンザなどの感染症の流行も懸念されています。
すでにインフルエンザは猛威を振るっており、昨年12月の時点で全国の患者報告数が過去10年で最多となりました。
新型コロナウイルスの影響で免疫力の低下が見込まれる中、最近ではマイコプラズマ肺炎の報告も増加しています。3つの感染症が同時に流行する可能性があり、特に「トリプルデミック」が懸念されています。感染者が増加すると、危険な合併症を引き起こすリスクが高まるため、注意が必要です。
背景としては、この数年間の新型コロナウイルスの影響で免疫が低下し、感染症への抵抗力が弱まっていることが挙げられます。また、特に流行のピークとして知られる期間には、医療機関へのアクセスが難しくなる可能性もあります。変異株の存在も問題視されており、今後の流行に影響を与えることが予測されています。
厚生労働省によると、2022年から2023年にかけてのインフルエンザ患者は、前年度に比べて2倍以上の増加が見込まれています。すでに多くの地域で流行が確認されており、適切な予防策が求められています。
インフルエンザワクチンの接種や、こまめな手洗い・うがい、マスクの着用が重要です。また、体調に異変を感じた場合は、早めに医療機関を受診することが推奨されます。今年の冬は、健康に気を付けた行動が必要不可欠です。