サッカー日本代表が「カウンターを食らいそう」理由 インドネシアで大勝も問題を浮き彫り
2024-11-16
著者: 桜
熱狂度の高いアジアカップで4-0で勝利すれば、普通なら万々歳だ。しかし、この試合は例外だった。
2026年ワールドカップアジア3次予選、インドネシア戦。世界の中に数ある4-0の中でも、悪い部分を容赦なく暴露した一戦だった。
日本代表の選手たちが試合後の会見で「最初の1点を我々が取っていたら結果は変わっていたかもしれない」と語っている。半分は同意したくなる分析である。「変わっていた」は引き分けか、日本の敗戦を指すが、それは言わずとも、日本が苦戦を強いられたことは確かである。
一方、森保一監督は会見でインドネシアの女性記者の質問に「インドネシアはアジア大会で戦う力がある」と応じているが、その見立ては間違いではない。リップサービスな面もあるが、それまでの力はない。4-0は惨敗なスコアであるが、だからこそ日本が苦戦している部分が浮かび上がった。
冗談ではないが、試合内容は日本が危機感を感じつつも、モンゴルからのショックが鮮明である。インドネシア選手に試合後の記者会見で、「常に2対1になる意識を持って戦った」と語られた通り、日本は試されたことすら感じる。特にその中でもMS選手のパスサイドと後方からのサポートを記述した内容で、形式的には人数が揃っているはずが、実が少ない。
さらに試合終了前、選手たちが誤解を招くプレイを繰り返し、カウンターを喰らう危険性が高まっている。この点を見過ごしてはならない。本当に来るべき時、恐ろしいことになる可能性がある。
先制点の重要性が指摘される中で、3次予選後半ステージ1が待ち構える。最終的に、同じ過ちを繰り返すことのないよう、チームが一丸となり危機意識を持って取り組むことが求められている。世界の舞台で戦うためには、さらなる進化が必要だ。これを機に、日本代表の成長を期待したい。