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三井住友銀行元行員逮捕、損害総額は17億円か…金塊20キロを7カ所の店舗で現金化

2025-01-14

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三井住友銀行の元行員が逮捕され、彼は自身が管理していた金庫から金塊を20キロ持ち出し、それを7つの店舗で現金化したとされています。被害総額はなんと17億円にも上ると言われています。警視庁はこの事件が長期にわたる組織的な犯罪である可能性があると捜査を進めています。

今回の逮捕は、今村由香理容疑者(41歳)が関与しているとされています。彼女は前年の9月頃から不正に金塊を持ち出し、数回にわたって現金に換えていたことが確認されています。内容証明などを使って実態を把握した警視庁は、彼女を逮捕に至ったとのこと。

逮捕された際、彼女は他にも数名の共犯者がいると供述しており、その調査が進められています。また、金塊は主に外国を拠点にした業者に売却されていたとされ、今後はその行方を追うことが最優先の課題となるでしょう。

この事件は金融機関内部の信頼性に疑問を投げかけており、他行からの監査強化や、顧客への影響も懸念されています。特に、顧客の信頼を損なわないためにも、これからの対応が求められています。

警視庁は引き続き捜査を進め、金融機関での再発防止策を実施する方針ですが、この逮捕劇が今後の銀行業界全体にどのような影響を与えるのか、注目が集まっています。