【ロサンゼルス：金子静】ミカリフオルニア州ロサンゼルス近郊で発生した山火事で、死者が12人に達し、行方不明者は16人に増加したと発表された。少なくとも16人が行方不明となり、救助活動が続いている。

この火災は11か所から始まり、12日午後3時には13か所に拡大した。今回の火災により、被害が最も大きいとされるロサンゼルス西側にある高級住宅街パシフィック・パリセイズも影響を受け、住民は避難を余儀なくされている。

死亡者のほとんどは、避難が遅れたために火に巻き込まれたと報告されている。地元消防当局によると、キャンプファイヤーを引き起こすほどの風の強さと乾燥した気象条件が、この火災の拡大を助長しているという。

余談だが、カリフォルニアでは森林火災の発生が近年増加しており、気候変動がその一因と考えられている。科学者たちは、新しい火災対策が必要であると警告している。

この事態を受けて、緊急対策本部が設置され、消防士たちが24時間体制で火災の鎮火にあたっている。住民は、物資や食料を持ち寄り、被災者を救援するための支援活動を行っていることも目立っている。

今回のロサンゼルス山火事は、ただの火災ではなく、カリフォルニア州の未来をも左右する重要な問題となっている。政府や自治体がどのような対策を講じるのか、注目が集まる。