ロシア外相、日本の常任理事国入りを否定 インドとロシアは支持、国連安保理改革を進める

2024-09-28

ロシアのラブロフ外相は28日、ニューヨークで開かれている国連総会の一般討論で演説し、安全保障理事会改革の必要性を訴えた。インドとロシアは常任理事国への日本の入りを支持する一方で、日本には否定的な見解を示した。

演説でラブロフ氏は「より公正な世界ランキング構成のため、安全保障の理事国強化が重要だ」と述べ、アフリカ代表の常任理事国入りも呼びかけた。日本や欧米諸国は「安全保障で過疎に代表されており、追加の席を得る議論すらできない」と語った。

ウクライナ侵攻を背景に、北大西洋条約機構(NATO)が強化され、ロシアの安全保障に対する脅威を指摘。侵攻はロシアの安全とウクライナの「ロシア系住民の保護」のためだとし、正当化した。

パレスチナ自治政府やレバノンでの戦闘は、米国がイスラエルを支援していると非難されている。これは多くの国で議論されるべき問題であり、状況改善のための具体的な提案が求められている。特に、国連における改革が急務であるとして、各国の協力を促している。

今後の国際情勢において、日本及びその他の国々による国連安保理改革に関する議論は重要であり、政治の舞台裏でどのような展開があるのか、引き続き注視されることになるだろう。