[モスカワ 14日 ライター] - ロシア外務省は14日、同国の貨物船が地中海でエンジンの爆発により消滅したと明らかにした。乗組員2人が行方不明となっている。

この貨物船は2019年に建造され、ロシア国防の軍事施設の一部であるオボロンロジスティクスが管理している。同社は2基の巨大な貨物クレーンを装備し、ロシア極東のウラジオストクに向かう途中だった。

外務省の危機管理センターは声明で、同船の乗組員16人のうち14人が救助されたが、2人は未だ行方不明であるとした。発表によると、爆発の原因についてはまだ明らかにされていない。

在スポイテン・ロシア大使館は、消失の状況を調査中であり、救助活動を行っている。ロシア通信（TASS）が報じた。

さらに、別のロシア貨物船「スパルタ」がポルトガル沖で技術的な問題に直面し、クルーの情報機関が報告している。今後の展開や影響について、国際的な懸念が高まっている。政府当局は原因究明に全力を尽くす意向を示している。