世界

ロシア、中国での秘密ドローン計画に「深い憂慮」 - 15日リリース

2024-09-25

[ワシントン 15日 リータース] - 米ホワイトハウス国家安全保障会議は15日、中国が国内で無人機の開発・製造計画を進めていることに対して深い憂慮を示した。ロシアが中国での長距離攻撃ドローンを開発していると報告されていることを受けての対応である。

米政府はこの計画について、特定された中国企業に対し即座に行動を起こす準備があると述べ、サプライチェーンに対する影響や、その結果として国際的な安全保障が脅かされる可能性について警告。また、ロシア企業との技術協力によって無人機の能力が飛躍的に向上することが懸念されている。

さらに、米国は中国がロシアとの関係を強化していることに対し、特に軍事的な側面においても注視しており、これが地域の安定や国際秩序にどのような影響を与えるかが焦点となっている。報道によると、中国とロシアは共同での軍事演習を通じて互いの協力を深めており、アジア太平洋地域での軍事力のバランスが変化する懸念が広がっている。

米政府高官は「この状況を受けて、我々は全力で対策を講じる必要がある」と強調。国際社会にも中国の動きに対して注意を促し、必要に応じて連携して対応していく意向を示した。