世界

ロシア、誘導弾空爆5万発超使用 攻撃開始以降、ウクライナに対する攻撃が加速

2025-01-10

著者: 蒼太

[9日 ロイター] - ウクライナ空軍は9日、ロシア軍が2022年2月の全面侵攻開始以降、ウクライナに対して約51万発の誘導弾空爆を使用したと発表した。

誘導弾空爆は、射程距離を伸ばし精度を高めるために新たに誘導装置を備えた空対地ミサイルや巡航ミサイルを利用している。破壊力が強く、迎撃が非常に難しい。

ロシアがウクライナに向けて定期的に発射している弾道ミサイルや巡航ミサイルの数も非常に多い。

ウクライナ空軍は、メッセージアプリを通じてロシアが2022年にウクライナで約14万発の誘導弾空爆を使用したと伝えている。

ウクライナが直面しているのは、前線に近い地域やロシアと国境を接する地域が特に多い。

8日には南東部ザポロジエの住宅地に誘導弾空爆が2発による攻撃があり、少なくとも13人が死亡、11人が負傷した。

南部のリゾート地にも9日、同爆撃が行われ、少なくとも6人が負傷した。

ウクライナ空軍は、ロシアの航空場を攻撃し、爆撃を搭載した戦闘機を破壊することがこの兵器による攻撃に対抗する最も効果的な方法だとしている。