
ロシア、‘無条件停戦’を訴え!ウクライナとの直接交渉は実現せず - 日本経済新聞
2025-05-12
著者: 弘
ロシア国防省は12日、ウクライナへの戦闘を継続していると発表した。同国の軍事情報によると、ウクライナ軍は特定軍事作戦を続行中と報告している。また、ロシアの首脳は、ウクライナとの直接交渉に向けて、12日から30日間の停戦に向けて要請しているが、実現の見込みは不透明だ。
ロシア国防省は12日の戦況報告で、「ロシア軍は特別軍事作戦を継続している」と発表した。同国メディアによると、ロシア軍は東部ドンバス地域への攻略部隊を進めている。また、ウクライナ 東・南部で制圧地域の拡大を進めている。
ウクライナ側の動きとロシア軍の展開
ウクライナ側もロシア軍が戦闘を継続していると主張している。ウクライナメディアによると、同国の指揮系統に基づく攻撃が続いているとのこと。特に、デニプロペトロフスク州での戦闘が報じられている。
ロシア軍は12日、ウクライナを襲撃し、数回にわたり攻撃を行ったとする報告がなされており、これにより、ウクライナ側でも同様の戦略が続いている見通しだ。
一方、暗雲立ち込める停戦の見通し
プーチン大統領はウクライナ側との停戦を提案したが、会合が行われるかどうかは定かではない。ウクライナにとっては、停戦案が一方的なものである可能性が高いとされている。これまでの経過からもロシアによる軍事行動の続行が懸念されている。
ロシアとウクライナの直接交渉は、両国にとって極めて微妙な状況にあり、国際的な反応にも影響を与えると考えられている。停戦が実現すれば国内外に与える影響は計り知れない。
ロシア国防省は、ウクライナとの直接交渉を強く求めているが、その行く先は依然として不透明である。新たな情報がもたらされるたびに、状況はさらに悪化する可能性があり、世界中がこれからの展開を注視する必要がある。大国間の緊張が高まる中、未来の予測は難しい。