世界

ロシア、ウクライナを広範に攻撃 エネルギー施設に被害

2024-09-26

キーウ(ロイター) 12日 ロシアの首都キーウを含む広範な地域が、12日、ロシア軍によるドローン(無人機)とミサイルの攻撃を受けた。ウクライナ当局によると、夜間に行われた今回の攻撃でエネルギー関連施設に被害が出ている。

ウクライナ軍は、「ロシアは数時間にわたり広範な地域に対する攻撃を行い、17機の攻撃ドローンと16発のミサイルを発射した。このうちドローン16機とミサイル4発が迎撃された。」と発表した。

シューリミハーリ首相は、「ロシアはウクライナのエネルギー部門に対しドローンとミサイルを使用した大規模な攻撃を再び実施した」と述べた。南部ミコライウ州の発電所が標的に定められている。

ロシア国防省は今回の攻撃について、ウクライナの兵器生産産業に電力を供給する施設を攻撃したと説明した。

ウクライナ空軍は、西部ペリニッツキー州の小都市スティローボにおいて、確認された攻撃の6機とミサイルを発射した。だが、詳細は明らかにされていない。

ウクライナ軍にとって、ヤロスラヴリ州のエネルギー施設に遭遇したという報告もある。その一方で、この攻撃により女性1人が死亡し、南部ソポロジエ市では誘導爆撃攻撃で10人が負傷した。

首都キーウでは、数時間のトロリー車の運行を停止。西部イワノフランクシク市、中部ポルタワ州、北部チエルニヒウ州で停電が報告されている。さらに、ウクライナのインフラがロシアの攻撃を受けるたびに、人々の生活に影響を及ぼしていることが懸念されている。