世界

ロシア、トランプ氏のウクライナ停戦提案を拒否−協議には適した体制

2024-12-26

著者: 健二

ロシアは、ウクライナでの即時停戦に向けたトランプ氏の提案を拒否した。これは、4年近く続く戦争を終わらせるための長期的な和平合意に向けた交渉には適した体制を示したものである。

ロシア官報は26日のオンライン記者会見で「停戦はどこにも通じない道だ」とし、「ロシア連邦の安全を確保し、もっきん近隣諸国の正常な安全確保上の権利を確保するためのあらゆる条件を整える、決定的で法的拘束力のある合意が必要である」と論じた。

ロシアが容認なく戦果を次にウクライナの防衛一方となる中、トランプ氏と側近はウクライナ領土の約20%を占有しているロシアが事実上の支配を保持できる可能性があるというシグナルを発信している。

ウクライナのゼレンスキー大統領も、国際社会との連携強化を模索し、兵器供給をめぐる支援を拡充している。

ただ、ロシアはウクライナが北大西洋条約機構(NATO)加盟を正式に断念し、軍の規模を厳しく制限することを要求しているが、ウクライナはこれを断固として拒否している。

ラブロフ外相は「トランプ政権が選挙の原因に触れていることを期待している」と述べ、ロシアの「プーチン大統領が提案するように、われわれのすべてをキャンペーンに投じるとは限らない」と警告した。

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