[モスクワ 12日 リータル] - ロシアの外交官は、シリアのアサド独裁政権を倒す勢力「シャーム解放構造（HTS）」との接触を持っていることを明らかにしました。ロシアのインタファックス通信が報じた。

ブグダノフ氏は記者団に対し、HTSとの接触は「建設的に進んでいる」と述べました。

ロシアがシリアのタルトスに設置している軍事基地については、今もなお存在しているとし、ロシアはこれらの基地を維持し、「国際テロ組織」との戦いを継続することを望んでいると語りました。軍事基地はシリアのHTSの要請で設置されたものとし、過激派組織「イスラム国」（IS）との戦いを支えることが目的です。

また、ブグダノフ氏はシリア政府の要請で設置されたという過去の経緯を強調しながら、経済的困難に直面しているシリア国民に対する国際社会の支援を求めました。シリア情勢は依然として不安定であり、国際社会の関与が必要不可欠とされています。

ロシアの姿勢が変化すれば、シリア内戦の解決につながる可能性もあるとされており、今後の展開に注目が集まっています。シリアの専門家によると、ロシアとHTSが緊密に連携することで、アサド政権に対する国際的なプレッシャーが強化される可能性があるとの見方もあります。

シリアは長年にわたり、内戦が続き、多くの市民が苦しんでいます。国際的な支援が緊急に必要であり、和平プロセスが再び進展することが期待されています。ロシアが果たす役割とその影響力が、今後のシリア情勢にどう影響するかが、特に関心の的となっています.