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ロシア、インドとの地対空ミサイル合同供給交渉を進展中

2025-09-03

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ロシアの最新動向

10日、ロシアの通信社は、ロシアがインドと共に、ミサイルシステムの共同供給について進展を示していると報道しました。ロシアの防衛協力局の高官が声明の中で、ロシア製の最新地対空ミサイルシステム「S-400」の供給に向けて、同国と交渉が行われていることを明らかにしました。

インドの発表内容

情報によると、シューガエフ氏は「インドは既にロシア製のS-400システムを保有しており、この分野で協力をさらに拡大する可能性がある」と発言。彼は「この将来の協力が強化されることで、地域の防衛力が高まるだろう」と期待を寄せました。

両国の関係強化

インドは、2021年からロシア製のミサイルシステムを受け入れ、最大で150億ドル規模の供給契約を結んでいます。この協力は、中国からの脅威に対抗するための重要な要素となっており、地域の安定化に寄与すると見込まれています。

国際状況と戦略的意義

ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)によると、2022年から2024年にかけて、インドへの兵器輸入が増加しており、ロシアからの供給が特に重要視されています。ロシアのシェアは、2024年には16%に達すると推測されています。この状況は、国際政治の変化が影響を与えていることを示しています。各国が防衛力を強化する中、ロシアとインドの関係は一層深化していくでしょう。