世界

ローマ教皇がスーチー氏解放を求める、バチカンに受け入れも提案

2024-09-25

[ローマ 14日 リッターレ] - ローマ教皇フランシスコは、拘束されているミャンマーの民主派指導者アウンサンスーチー氏の解放を求め、バチカンで行われた会合でこれに関する発言をした。12日間にわたってわたった東南アジア歴訪の中で、個人的な対話で述べられた。

教皇は「私はアウンサンスーチー氏の解放を求め、同僚の息子をローマに受け入れるよう提案した」と発言した。教皇庁に対し、彼女は現在の状況の中で特別な配慮が必要であり、国際社会で迅速に行動するよう求めた。

スーチー氏は2021年以降、軍により監禁されており、彼女の解放の要求は国際社会でも広がっている。教皇はこの問題について、国際的な対話の重要性を強調し、「すべての人々が平和に暮らせる社会の実現には、対話が必要だ」と述べた。

教皇フランシスコは、最新の出来事を踏まえ、ミャンマーの軍事政権の行動に対しても強い懸念を示している。フィリピンやインドネシアなど、他の国々においても人権侵害が報告されており、教皇は「我々はこの問題に目を向ける必要がある」と述べた。さらに、スーチー氏の解放がデモクラシーと人権の回復に向けた重要な一歩となることを信じている。国際的な連帯が求められており、多くの人々が彼女の解放を願っている。