リンクス:山本太「もうアクセルどう言ってる場合じゃない」 GPカナダ
2024-10-27
著者: 裕美
フィギュアスケートのグランプリシリーズ第2戦カナダ最終日は27日、カナダ東部のハリファックスで男子フリーが行われ、前回大会優勝者のショートプログラム(SP)3位の山本太選手(名古屋大)は164・84点、合計257・04点で4位となった。演技後の山本選手の主な談話は次の通り。
「ミスは最小限に抑えたと思う」
<あきらめない演技でした>「ミスは最小限に抑えたと思うんですが、実際に周りのレベルも上がってきていて、1つのミスがすごく大きなものになるな、と実感しました。ほんとに……そうですね……悔しい思いでいっぱいです。」
<(4回転)サルコウが少し遅れています>
「下りた瞬間回転不足っていう感覚はあったので、しっかりと次に向けようと思っていたんですが。後半の(4回転)トーループが飛んでいく際、(体を)持っていく角度が違ったので、それはちょっと悔しいポイントかなと思います。」
<演技後の表情は苦笑いでした>
(山本選手は)あまり自信のなさを感じさせるような発言が続いていましたが、点数的な意味で、まだジャッジスコアは見れていないんですけど、しっかりと自分で評価して、どこが問題かを自分でしっかり反省して、次に繋げていかなければいけないなと思いました。
<自身の感触とスコアが少し離れている気がしますか>
「ジャッジスコアを見ていないので分からないですけれども、点数的な意味で、まだ自分の滑りがよくなってこられてないのではないかと思います。でもしっかり見極めて、自らの成長に繋げられたらなと思います。」
<トリプルアクセルの重要性>
「無理にトリプルアクセルを入れたような印象にしたくないので、どういう形で自分のスタイルを残すか、次に向けてしっかり構築したいと思っています。」
<理想的なプログラムを表現>
「理想的なプログラムが実現できるよう、取り組んでいきたい。次回はグランプリファイナルの切符をしっかり掴むことができるよう、また一つずつ積み重ねていきたいです。」
<目指すべき姿について>
「どんな点数であったとしても、自分の進步が見えるような滑りをし続けていきたい。フィギュアスケートをもっと盛り上げる努力もしないといけない。」
このように、山本選手は自らのプログラムに対する強い思いを語り、進化を続ける意思を示しました。フィギュアスケート界でも自己成長を大切にし、より良い演技を目指す姿勢が求められています。次回の大会では、彼の更なる成長を期待しましょう.