テクノロジー

リモートPCアプリ「Windows App」、Android向けのパブリックプレビューも開始

2024-09-24

マイクロソフトは9月19日(現地時間)、リモートデスクトップ接続アプリ「Windows App」が全てのメジャープラットフォームで利用可能になったと発表した。Windows、macOS、iOS、iPadOS、Webブラウザで正式提供が始まり、Android版のパブリックプレビューも開始されている。

「Windows App」は、以下のサービスへの安全な接続を提供するためのゲートウェイアプリである。プライベートネットワークや、リモートデスクトップサービスを通じて、ユーザーは自宅やオフィスのPCに簡単にアクセスできるようになる。このアプリを使用すれば、以下のようなリモート接続サービスに手軽に接続できる見込みだ。

- Azure Virtual Desktop - Windows 365 - Microsoft Dev Box - Remote Desktop Services - Remote PC

対応OSには、Android版が追加され、今後は正式版としてのリリースが期待されている。現在、ダウンロードは無料で行える状態だが、予告なく変更される可能性があるため、早めに利用しておくことが推奨される。

各プラットフォームでの利用方法は以下の通りです。

- **Windows (Microsoft Store)**: 既存の「Azure Virtual Desktop」アプリや「Windows 365」アプリをリリース。Windows 10/11に対応。

- **Web**: モダンブラウザーで「windows.cloud.microsoft」へのアクセスが可能。

- **iOS/iPadOS (App Store)**: 既存の「Remote Desktop Mobile」アプリをリリース。iOS 17.0以降、iPadOS 17.0以降、visionOS 1.0以降に対応。

- **macOS (Mac App Store)**: 既存の「Microsoft Remote Desktop」アプリを利用。

- **Android (Google Play)**: Android 11以降に対応(Google Playの要件によると、Android 10以降もサポートされている)。

ユーザーは「Windows App」を使用することで、オフィスや自宅にあるデバイスに遠隔から簡単に操作し、快適に作業を進めることができる。特に、小規模ビジネスやリモートワークを行う人々にとって、大変便利なアプリになりそうだ。ウイルス対策やデータセキュリティも強化されており、安全にリモート操作を行える環境が整っている。

この新しいアプリの提供により、マイクロソフトはリモートワークの普及をさらに加速させることが予想され、多くのユーザーにとっては便利なツールとなることだろう。今後も、マイクロソフトは機能の拡充や最新のセキュリティ対策を提供し、ユーザーのニーズに応えていくことが期待されている。