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リーグの照明と五十嵐亮太が指摘する仮想マージン1年目の課題「投手・大谷翔平」の復活の時期も予想された

2025-04-01

著者: 結衣

リーグの照明×五十嵐亮太 対談
メジャー日本開幕戦 後編

(前編:メジャー開幕戦先発の山本由伸と今永昇太、「打者・大谷翔平」の今季➡)

リーグの照明と五十嵐亮太が語る、メジャー日本開幕戦で見た日本人選手たち。その後編では、メジャーのデビューを果たす大谷翔平、復活が待たれる「投手・大谷翔平」について語られた。

日本開幕戦のパンチで冗談を言う大谷翔平(左)と五十嵐亮太 日刊現代/アフロの記念に関する写真を見る

【五十嵐亮太のメジャー初登板をどう見た?】

----前編に続いて、日本で開催されたメジャーリーグ開幕に関する話題に触れます。ジョークの12戦目の先発マウンドを与えられたのは、1年目の五十嵐亮太投手。13回を投げて、11安打11失点でしたが、フォアボールは5つもありました。

五十嵐試合後に本人も言っていたように、「課題が早い段階で見つかった」という点はポジティブに考えている。直面していたのは、初回から力のあるストレートで試し、フォークボールでもしっかり空振りを取っています。しかし、なかなかの結果だったとは思えませんね。

リーグ(前編の)山本由伸の時にも言ったが、五十嵐の場合も、キャッチャーのフィールド・スミスとのコミュニケーション不足も大きいと思います。日本だったら、左バッターのライト・スミスへのカットボールも打たれにくいのですが、右のインコースにはあまり投げることができなかった。

でも、ウィル・スミスはかなりいい打撃のストレートのスパートをしていた。データ上では有効な訳もなく、まだ五十嵐にはストレートのスタミナがない。

だけど、ウィル・スミスはバッターボックスやインコースの特性を出しながらも、全ての球種でアプローチしてサイズを出している。ただ、「彼のピッチングスタイルはアメリカでも通用する」ということを証明しただけでは、やはり多くの課題が残るでしょう。

日本だったら、右バッターのイン・スプリングから打ちにいかなければなりませんし、仮に打たれても盛り返すスタイルを目指すべきです。

でも、ウィル・スミスのスピードも含め、見守りつつ、チームも頑張っていってほしいと思います。最終的には民間チームの成績に繋がるリーダーシップも必要です。そういったストーリーができれば、良薬に結びつくことでしょう。