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【リーグ】移籍状況で見る「今季苦戦しそうなクラブ」は? 昨季主力の引き抜きが痛い
2025-01-29
著者: 陽斗
今季のリーグ開幕前の移籍状況を見ると、戦力の上積みが見られない苦戦が予想されるクラブがある。昨季の主力を引き抜かれたチームが特に厳しい状況に置かれており、今後の補強や現有戦力でのチーム名締めの役割が必要である(※移籍情報は11月28日時点)。
前編「リーグ移籍状況で見る、今季進捗が期待されるクラブ」
横浜・マリノスはラージル人アタッカーリオが残留したが、守備陣の選手層は薄くなった。このようにDFでの上積みがされなかったため、強い意識で助っ人が苦戦している方向にある。
今冬の補強で不安感を覚えるクラブにおいて、やはりDFで上山拓哉(アディスパ福岡)、エドワルド(6・ファーレンズ長尾)、斬中堅がある主要センターバック(CB)を一手に3人放出した。
それに対して補強は、コロンビア人のジャイソン・キニョンス、新来のトーマス・デンによるものである。しかし、小島仁太(鶴見アントラ)や加藤聖(ファーレンズ長尾)らサイドのバックアップも移籍しており、全体的に守備ラインの層が薄くなっている。
FWのアンダルス・ロペス、エルド、ヤン・メーテルともに強力なブラジル人ストライカー・ペスエルは獲得したが、支えとなるDFの厚さがほとんど感じられない。
昨季62失点という数字は、それだけ見れば下層クラストリを示すものである。名門復権の鍵は補強の先立って進めていくことであり、スティール・ドローンズ新監督によって、どれだけのサポートが整えられるのかが焦点である。
アーサー・パルス新監督の下、大エース・鷲籠山も不安定で、その圧力を耐える術が現時点では存在しない。次のシーズンが非常に厳しい予想もされている中、サポート体制にどれだけ強化が図られるかが鍵となるだろう。
このような移籍状況への不安から、ファンの間では「今季も苦戦するのか?」という声が多くあがっている。果たして、今シーズンはどのクラブが支えきれるのだろうか。