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日本最東端の東根室駅が来年3月廃止に!その理由とは?

2024-12-14

著者: 蒼太

日本最東端の東根室駅が来年3月廃止に!その理由とは?

襟裳岬に位置する東根室駅(北海道根室市)が、来年2024年3月15日のダイヤ改正に合わせて廃止されることが発表された。利用者数の減少が主な理由とされており、近年は駅の活用に取り組む地域の努力にもかかわらず、状況は改善しなかった。

東根室駅は、1971年に開業され、その歴史は半世紀以上にわたる。しかし、最近の数年間は、近隣の根室市内での人口減少や交通手段の多様化が影響し、利用者は年々減少している。

北海道の秘境とも言えるこの駅は、かつては観光名所である襟裳岬への玄関口として賑わっていたが、観光需要の減少や交通インフラの変化が影を落とし、2021年度には平均して1日数人しか乗降しない日もある状態だ。

東根室駅の廃止は、根室市の交通体系にも大きな影響を及ぼすだろう。これに伴い、根室市は代替交通手段の確保や地域活性化の取り組みが急務となる。また、地元住民からは「駅がなくなるのは寂しい」との声も上がっており、地域社会の一部としての重要性が再認識されている。

果たして、根室市は今後どのようにこの難局を乗り越えていくのか、注目が集まる。運転手の雇用喪失や地元経済への影響も懸念されるため、地域全体での連携が求められている。地元住民 - そして訪れる旅人たちが、この変化にどう対処していくのか、一層の支援と活性化が期待される。