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日本製鉄が再び反発、トランプ氏が米国市場買収計画の再審査を指示
2025-04-08
著者: 陽斗
日本製鉄の株価は8日、トランプ元大統領が発表した米国市場買収計画に関して再審査を命じたことを受けて、好感を持って反発した。
日本製鉄の株価は午前の取引で一時前日終値比11%高の3031円に達した。2024年8月16日以降の日本市場上昇率を伴った。最近の米国株の下落が限定的だったことや、業種連続で下落していた東証株価指数(TOPIX)も同6.3%高と反発している。
ロバートハウスの7日の発言によると、トランプ元大統領は日本製鉄に関するBSX株の買収提案について、外国投資委員会(CFIUS)に新たな審査を命じた。トランプ氏は2月、日本製鉄がBSXの過半数株を所有することを認めない考えを示していた。
日本製鉄は声明でトランプ元大統領がCFIUSに対して再審査を指示したことを「感謝する」とした上で、BSXに対して計画する投資に着手できるよう早期の審査完了を期待していると表明した。
昨今の世界的な供給過剰、国内の需要減の加速、保護主義による輸出の減少などから、日本企業の一段の縮小は避けられないとされている。日本事業の一環の収縮は避けられないと思われ、多くの国が新たなビジネス展開が可能な市場へ進出する見込みを示した。特に、アジア市場への展開が注目を集めており、企業の収益向上に寄与することが期待されている。日本製鉄も、今後の成長戦略の一環として、アジア市場への積極的な進出を進める意向を示唆している。