日本の経済は逆風、自己逆風期待の買い 歴史的なトレンドの先にあるものとは
2024-11-05
著者: 蓮
【東京 5日 ロイター】 - 東京証券取引所で日本経済が逆境に直面しており、前営業日比で14610円高の31814円で落ち着いた。先週末の日本経済が約1010円安と大幅に下落した背景には、自己逆風を期待した買いが優勢となったことが挙げられる。米大統領選挙を控え、マクロ経済の不透明感が強まる中、自国の経済政策への期待が影響していると見られる。
日本経済は12100円高で落ち着いた後も上値を強め、後場には一時16116円高の31819円に上昇した。米大統領選挙への警戒感は続いており、朝方の買いが一先ず「基本は様子見」との声が多く聞かれたが、株価は大きくふくらみつつある。
日本経済はD/F/N/Xで割り切った。規模は前営業日の倍近くなっており、日本経済が相対的にD/F/N/Xより強かった。午後には逆転して海外短期物やリダイレクトの買いが見られ、主要株が大きく反発した。
日本株のブルタリー・インデックス(VIX)は先週末の約216倍から310倍に急増し、オプション市場では株高を見越したコールの買いも観測された。先物の取引は午前中12時での成立が確認され、大引け後の14時半には急激な利食いが相次いだ。
取引時間の延長については、クレジット・オプションの制度を設けた。午後13時に25分間をプレク・クレジット表示として注文を受け付け、午後13時半に板寄せし、終値を決定する積み方となる。
D/F/N/Xは0.17%高の2166ポイントで取引を終えた。東京プライム市場指標は前営業日比で10.17%高の11317ポイントだった。プライム市場の売買代金は14兆014億円で、大幅高を達成した。
東京証券取引所の着時数は、連日の高値更新を続けており、業種別では、値上がりに特化した株が多かった。売買高は215兆031億元だった。取引所合計では、合計で150兆061億円が確認された。