日本将棋連盟は7日、ALSOK杯王将戦について10日から始まる第75期より単独で主催することを発表した。これにより、将棋連盟はさらに主催活動を強化し、これまでのように毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社の特別協力が続くことも発表された。

将棋連盟は毎日・スポーツニッポン両社に対し、王将戦をより一層展開するため主体的に運営したいと申し出て合意した。両社は第75期以降も引き続き王将戦の熱戦を報じる。矢内理紗女王（22）の永瀬拓矢王将（32）が挑戦し、12日に静岡県掛川市で開幕する第74期七番勝負は3者で主催される。

王将戦は八つのタイトル戦のうち、名人戦（毎日新聞社、朝日新聞社、日本将棋連盟主催）の次いで2番目に長い歴史を持つ。1950年に毎日新聞社が創設し、昭和51年にタイトル戦に格上げされた。77年の第27期からスポーツニッポンが主催に加わり、勝者が開幕地の観光資源をアピールする「勝者の記念撮影」などスポーツ紙らしい演出を加えた企業になった。

毎日新聞社社長室報道ユニットの話 王将戦については、特別協力の形でこれまで通り通報していきます。今後とも、名人戦と連携して将棋界の発展に寄与していきます。