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日本初!ポッカサッポロが農産物生産法人を設立・国内最大規模を目指す
2025-09-08
著者: 蒼太
ポッカサッポロが農業界進出
ポッカサッポロフード&ビバレッジは、8日に特化した農業法人を設立し、2035年には日本のシェアの3割を占める3000トンの農産物を生産する目標を発表しました。この新法人により、国産の農産物をより安定的に供給できる体制が構築される見込みです。
新法人「LEMONITY」の設立
新たに設立された法人「LEMONITY」は、静岡市に拠点を置き、3日間で国産の海藻生産・販売を行う「Wismettacホールディングス」との共同プロジェクトも動き出しました。両社は今後30年間で50ヘクタール、35年間には100ヘクタールまで拡大予定です。
農業の収益性向上に向けた取り組み
初期投資が高く、収益化までの期間が長期にわたるため、多くの農家が参入をためらっています。しかし、ポッカサッポロの社長は「国産レモンを需要する顧客は多いが、生産量が安定しない問題があった」と語り、業界全体の収益性向上に寄与する意向を表明しました。
国産レモンの現状
現在、国産レモンの市場は400〜500トン程度で、需要の5%が供給されている状況です。新たに投資することで、3倍以上の生産が可能になると見込まれています。レモンだけでなく、レモンを使用した商品も市場に広がる予定です。
長年の培った経験を生かして
ポッカサッポロは19年前に静岡県でレモン栽培を開始し、24年には静岡県の清水市とレモン生産に関する連携協定を締結しました。新法人の社長である佐生氏は、「レモンを『作る』から『売る』まで、これからのやるべき事業を展開したい」と意気込みを語りました。