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任天堂、下方修正 Switch販売予想100万台引き下げ

2024-11-06

著者: 芽依

任天堂、下方修正 Switch販売予想100万台引き下げ

任天堂は2023年11月5日、2025年3月期通期の連結業績予想を下方修正すると発表した。Nintendo Switch本体・ソフトの販売台数が予想を下回っていることが原因である。

販売台数は従来予想より5.2%減少した1,628万台、営業利益は同10.0%減の3,600億円。経常・純利益見通しは据え置きだった。

Switch本体は通期で1,350万台の販売を見込んでいたが、1,250万台に下方修正した。

2024年4月~9月期、"ティアキン"の発売で減収減益

同日発表された2024年4月~9月期の連結決算は、販売台数が前年度同期比34.3%減の523万台、営業利益が同56.6%減の1,215億円と、大幅な減収減益だった。

前年度同期は『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』や、映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』が業績を押し上げていたが、今年上半期は大きなヒットが無かった。

Switch本体の販売数は、前年度同期比31.0%減の472万台にとどまり、ソフト販売も前年度同期比27.6%減の7,028万本に留まり、期初予想を下回った。さらに、Switchの人気が低下しているとの専門家の指摘もあり、今後の戦略に対する見直しが求められている。

任天堂が今後どのような新作を投入し、ファンを再び引きつけるのか、注目が集まる。ゲーム業界全体の動向も絡めて、これからの任天堂の戦略に期待が高まる。