テクノロジー

任天堂Switch AlarmoにDOOMが移植される!

2024-11-05

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任天堂Switch向けのモーションセンサーで動作するプログラム「Alarmo」が、10月に発表され、FPSゲーム「DOOM」が動作することが可能になりました。

これを開発したのはGaryOderNichts氏で、「Alarmo Doom」を使用することで、Alarmo上でDOOMをプレイできるようになります。操作はAlarmo上であるボタンやボタンで行なえるため、Alarmoのハードウェアに変更を加える必要がありません。今のところのバージョンでは音声の出力に対応していないとのことですが、さらなるアップデートで改善される予定です。

このプロジェクトの発表により、MCU(マイクロコントローラユニット)を用いた「Alarmo Doom」は多くの注目を集めています。また、Alarmo上でMCUである「STM32H730ZBI6」を使用しているとのことで、技術的な挑戦が色々とあることが伺えます。

Alarmo自体は「うごきセンサー」搭載の時計で、自立した場合に「スプライト」や「ベルの伝説」といったゲームの音楽を流すなどの機能があります。ユーザーが動くと、特定の音楽が流れ、感知した動きに応じた結果音が再生されます。ユーザーが起き上がったりすると、ファンファーレともにアラームも終了する仕組みになっています。

「DOOM」は1993年に開発されたID Softwareによってオープンソース化され、その後、FM TOWNS、MS-DOS、Sega Saturn、PlayStationなど多くのプラットフォームに移植されています。このゲームは、先駆けとなったFPSジャンルの金字塔ともいえる存在で、多くのゲームデザイナーに影響を与えてきました。

この新たな移植は、もしかすると近い将来、VR体験やさらなるインタラクティブな機能を持ったゲーム体験へとつながる可能性があります。そうなれば、Alarmoが新たなゲームプラットフォームとしての地位を確立することも夢ではありません!