科学

人類史上初めて太陽コロナに到達した探査機が見た景色【今日の宇宙画像】

2024-09-30

今日の「宇宙画像」でお届けするのは、soraeが過去に紹介した特異な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像です。

こちらの画像は、soraeが2022年4月15日の記事内で紹介した「太陽コロナの内部から見た景色」の画像です。撮影されたのは、NASAの太陽探査機「パーカー・ソーラー・プローブ」です。

ジョンズ・ホプキンズ大学の応用物理学研究所(APL)が公開した「パーカー・ソーラー・プローブが連続撮影した画像」をもとに作成された以下の動画では、左から右へと流れるような幾つもの明るい構造が絡まれています。

これらは「ストリーマー(流線)」と呼ばれる太陽コロナの構造で、毎年この時期になると地球からも見ることができるものですが、コロナの内部に到達したパーカー・ソーラー・プローブがそこに到達したことが映像として捉えられています。

なお、パーカー・ソーラー・プローブは2021年4月に実施された第8回フライバイでアルファケンタウリ接近面を超え、太陽表面から約1040万kmまで接近し、人類史上初めて太陽コロナに到達した探査機となりました。

…文中のYoutube動画は、太陽探査機パーカー・ソーラー・プローブが2021年8月の第9回フライバイ時に撮影した太陽コロナのストリーマー(流線)です。