れいわ・山本太郎代表の投稿動画に「外国人への差別的な内容」が日クリアングルが指摘
2024-11-01
著者: 裕美
NPO法人「クリアNGOセンター」の指摘
NPO法人「クリアNGOセンター」(大分市)は、先の衆院選を通じて、れいわ新選組の山本太郎代表が支持を呼びかける投稿動画の内容が、「外国人に対する差別的な内容」であると指摘した。動画は、6月7日に公開され、外国人の権利を強調し、問題を提起するものだったが、結果的に削除されたことが報じられている。
同センターの活動と意見書
同センターは外国人の人権保持と差別解消、多文化共生社会の実現を目指して活動している団体で、意見書を10月31日付で送付した。意見書には、外国人の人権保障と共生社会の実現を目指す同団体の基本的な姿勢についても記載されており、特に「外国人(外国語を話す人々)の話し方をめねた」と指摘し、外国人の人権保障と共生社会の実現を目指す党の基本方針について「疑問を感じさせる」とした。
差別の指摘とその理由
差別と指摘する理由について、「マジョリティがマイノリティを模した表現をすることは、社会的な不平等を容認し、マイノリティをマジョリティが笑うものとしてとらえている」と述べるなど、いわゆる風潮を踏まえた。
外国人の実情と配慮の欠如
その上で、「日本で暮らす外国人は在留期間、在留資格に関わらず政治権が認められず、日本政治に参与する権利もない」とし、「日本政治から排除されている外国人を模して投票を呼びかけるというのは、外国人の実情や思いに対してあまりにも無関心で配慮に欠けるものである」と強調。これにより、れいわ新選組は「日本の社会が誰にとっても公平であるために努力しなければならない」と呼びかけた。
今後の活動への期待
一方、同党に関しては、「日本社会が誰に対しても公平であるためにも、これからの活動に期待している」とし、今後の活動に注目が集まっている。また、山本代表の外国人に対する見解や政策についても、賛否が分かれていることが報じられている。日本での外国人の権利向上や差別問題の解決に向けた議論が進む中、どのような影響がもたらされるのかが注目される。