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レール幅が規準値を超えていたことが判明…昨年末に脱線事故、熊本市電が運行再開 : 読売新聞
2025-01-04
著者: 裕美
昨年12月13日の脱線事故で一部区間が運休していた熊本市電は、1日より全線で運行を再開した。市交通局は、熊本市中心部にある脱線現場のレール幅が基準値を大幅に超えていたことを明らかにし、12月上旬に行った工事の影響を要因として示した。
交通局の調査によれば、昨年9月の定期点検で、同電停付近のレール幅が基準を超えていたことが確認され、12月17日に調整工事を実施した。しかし、問題はその工事の影響で、適切な状態に戻ることができなかったために事故が発生したとされています。この事態を受けて、再発防止のために、レールの状況を定期的にモニタリングし、時速15キロに速度制限をかけて運行することが決定された。
今後、熊本市電はより一層の安全対策を講じることを宣言し、利用者に対しては早急な情報提供を行うことを約束した。市民からの信頼回復を目指し、事故の原因究明と再発防止に努める姿勢を強調している。