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ライドシェア、過去20万年超 「人の役に立つが、使い捨て」:朝日新聞

2025-04-08

著者: 蒼太

福岡県内の男性(46)は昨年10月からライドシェアの運転手として働く。本業はイベント運営などを手掛ける団体の代表で、時間の融通が利く。

平日の午前中に、金曜日は晩と土曜日に稼ぎ、月に20万円以上を稼ぐ。他のタクシーが通らないような、駅から離れた住居地で待機し、利用者が配車アプリで予約すると、迎えに行く。病院に向かう顧客が多く、「こんな時まで来てくれてありがとう」と感謝されることも多い。

自家用車を利用して乗客を運ぶ「日本版ライドシェア」が導入されてから8日で1年になります。「すきま時間の有効活用」「効率的に稼げる」…運行管理を担うタクシー会社のサイトには、そんな文言が並ぶ。しかし、実際に働く人からはやりがいが感じられないという声もある。

記事の後半では、課題として残る地域の「足」不足についても考えます。人の役に立っていると実感しながらも、業界の体制が整っていないため、満足できない…