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全国初「スマホ認知症」専門外来、スマホの使い過ぎで“リスク増”

2025-06-14

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6月14日は「認知症予防の日」

日本では6月14日が「認知症予防の日」として定められています。この日を機に、スマートフォンの使い過ぎが引き起こす新たな認知症「スマホ認知症」の診療が始まりました。

スマホ認知症とは?

「スマホ認知症」は、長時間スマートフォンを利用することで脳の情報処理がされず、物忘れや注意力の低下を引き起こす特有の症状です。特に若年層での増加が顕著であり、都心の病院には専門外来が設けられ、対応が進められています。

専門家の見解

金田駅前脳神経内科の関院長は「我々は1000万人から2000万人が(スマホ認知症)予備軍だと考えています」と述べ、スマホ利用の影響が非常に大きいことを指摘しました。さらに、「バックにあるスマホ依存を改善していくことが治療の根本です」とも語りました。

急増する認知症患者の現実

認知症患者の増加は深刻化しており、予防策が多様化しています。最近のデータによると、スマホを利用する回数は過去4ヶ月間で50万件を超え、認知症との相関関係が示されています。特に「ガンマ波」と呼ばれる脳の状態が低下する原因が、スマホ使用との関連であることが研究結果から明らかになっています。

政府の対策の重要性

政府は認知症と軽度認知障害について、今年は1035万人を超えると予測しています。この問題を解決するためには、国際的な視点も取り入れて、専門の診療とスマホ使用の適正化が求められます。