全長2.1メートルのスペシャル「BRZ」発見! 超絶ワイドボディを搭載するためにフロントを「86」化…エアサスなしでは走行不能です
2024-11-02
著者: 愛子
超絶ワイドボディのBRZは会場内でインパクトを放つ
2024年10月13日にTRUSTの主催で開催されたユナイトミーティングには、トヨタ「86/GR86」やスバル「BRZ」を中心に、スズキ「スイフトスポーツ」など幅広い車種がエントリーしました。そんな会場で発見された86とBRZをピックアップ。本回は超絶ワイドボディのBRZを紹介します。
遠くからでも目に留まる圧倒的な存在感
ユナイトミーティングの会場を回っていると、遠くから見ても異様なオーラを放っていたのが、この超絶ワイドボディの1台です。周囲の車両と比べても3割増しで幅が広いボディは、通常のワイドボディよりもさらに広く、ひときわ目立っていました。オーナーの“ゆうだい”さんにお話を聞いてみた。
「この車両はミツルパワーのエアロが装着されています。じつはベースはBRZなんですが、ミツルパワーのエアロはトヨタ86用として作られているので、フロントまわりを86化する必要がありました。他のセクションも軽に装着するために加工を施しています。フロントが150mm、リアが200mmワイド化されています。全幅が2.1mもあるので、コンパクトにしても意味がありません。最近は最初から酷い場所には行かないようにしています。どうしても初めての場所に行かなければならない時は、かなり気合を入れる必要があります(笑)」
数あるエアロの中で最もワイドなエアロパーツを選択
“ゆうだい”さんがこの2014年式スバルBRZを手にしたのは今年の9月、つまりまだ乗り始めて1カ月も経っていないということになります。ノーマルを購入し、ミツルパワーのガチアバリストと呼ばれるエアロを装着した状態でドライバーしてもらった。リアに装着されたGTウイングもこのワイトボディに合わさった超絶ワイドボディスタイルとなっている。
ちなみにファンダーのこのサイズを超えたのも一般的な86/BRZ用のホイールでは全くのキャパ不足。このクルマには、ファンダーに合わせた前後ともWORK VSという18インチの極太サイズをチョイスして装着している。どれだけワイトボディでも、タイヤも細すぎては意味がない。
外観の控えめさだけでなく内装や足回りにもこだわりが見られる
見所は外観だけではなく、内装や足回りにもこだわりが見られます。内装はブラックとホワイトのシートカバーを装着し、パンネル各部もハーフレザーでポイントを付けています。さらにサスペンションの変更も行っており、ストラットやスプリングに加え、リアには新たに別の足回りも施されています。しかし、その徹底ぶりに驚かされるのは、実際に走行する際でも足がわりに特別に選ばれたテクノロジーを駆使した構成となっているため、クルマとしての基準を超えてしまっていること。
このように多方面にこだわり抜かれたBRZは、まさに「オーナーの趣味が詰まっています」という一言に尽きます。次回のミーティングまでの間にどのような進化を遂げるのか、非常に楽しみです。