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秋田新幹線の雪の中の立ち往生、回送列車のパンダグラフ衝突が原因か…帰省客ら1650人に影響 : 読売新聞

2024-12-30

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10月19日午後11時15分頃、JR秋田中央線で特急が発生し、同じ線路を走る秋田新幹線が運休。秋田駅間で運転を見合わせた。この影響で下り12本が立ち往生し、1650人に影響が出た。

JR東日本秋田支社によると、運休した秋田行きの「こまち13号」と続けて「こまち14号」が運休した。14号は車両の一部が酒田駅(大仙市)に入った状態で、電気や暖房も停止したため、乗客約126人を駅に降ろし、タクシーなどで近くの駅に避難させた。

この立ち往生の原因は、秋田新幹線の障害のため、回送列車のパンタグラフが破損したことから。パンタグラフは、電化された車両が電気を受けるための装置であり、これが破損することで電力供給が停止し、列車の運行に支障を来した。影響を受けた乗客らは「電車に長時間閉じ込められていたのは不安だった」と証言している。

この冬、秋田県では降雪が早まり、冬季運行への準備が急務となっている。JRでは、今後の降雪や車両故障による影響を最小限に抑えるため、対策を強化すると発表。また、乗客に対しては最新の運行情報の提供を徹底し、安心して利用できるよう努めるとした。