スポーツ

青山学院大学の陸上部が悲願の復活を果たす - 新たな時代の到来!

2025-01-03

著者: 蒼太

第101回東京箱根間往復大学駅伝競競走(箱根駅伝)が復路(3日・5区間109.6キロ)で開催され、総合優勝は青山学院大学でした(10時41分19秒)。

後続に3分近い差をつけ、フィニッシュ地点の東京・大手町では、青山学院の原監督と選手たちが喜びの表情を浮かべていた。先輩たちの顔が見える中、1年生の安河内選手(はかぶる)は人差し指で「みんなのために勝ちます」と宣言し、満面の笑みを見せてフィニッシュ。1年前に樹立した大会記録をわずか6秒短縮し、連覇を果たした。

往路では後続に1分47秒のリードを作って迎えた復路の流れは順調で、前年の分を取り戻した。山下のスピードリストの野村壮志(のむらそうし)は、「(通常の時に)56分台を切っていた」と手応えから急に気負いが来た。

復路では、「自分たちとの違いを少しだけ感じたい」との期待もあったが、後続の小河原に「楽をしたい」という考えもあった。

以下の区間でもそれぞれが役割を果たし、危なげなくトップを守った。

今シーズンは10月の出雲駅伝、11月の全日本大学駅伝ともに国学院大が制し、青山学院は3位だった。しかしたかが1区間の距離が20キロ以上と長く、10人で戦った青山学院が強さを示す。野村は「箱根だけは勝とうという中で本当に最後までチーム全員で戦い、その結果、優勝できた」と語る。

2015年正月の初優勝からちょうど10年、11大会のうち8回に立った。来シーズン以降も小河原ら下級生に勝利の経験は引き継がれる。

小河原は「この記録、この結果に満足せず、上級生になるときは主力として戦えるように頑張りたい」と覚悟を決めた。青山学院の黄金時代はまだまだ続く!【高橋豊之】