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青森県で豪雪、4地点で前年比の4倍の雪…県が12年ぶりに対策本部設置
2025-01-04
著者: 花
青森県は4日、記録的な大雪により県民の生活に大きな影響が出ていることから、県庁内に豪雪対策本部を設置した。この設置は、2011年以来12年ぶりとなる。
県によると、4日午後8時時点の積雪深は、県内の5地点の観測点において、青森(112センチ)など4地点で前年比の4倍近い記録を更新している。特に、4日午後8時半頃には、転倒や雪下ろしによる転落などで118人のけが人が出ている。
生活道路などの除雪が間に合わない状況が続いており、青森市では、昨日から今日にかけて市民から寄せられた除雪要請の数は713件に達している。これは、昨年同時期の4倍に上る。また、除雪車もフル稼働しているが、それでも間に合わない地域が多く、住民は不安な日々を送っている。
鉄道の運行にも影響が出ている。津軽鉄道によると、4日午後5時現在、青森―秋田を結ぶ川部駅―五所川原駅間では、運転見合わせが続いている。一方、多くの路線で運休や遅延が発生しており、移動を予定している人々は注意が必要だ。
さらに、秋田県北秋田市では、4日午後10時頃に停電が発生。北秋田支社によると、19時11分頃から約14時間後の翌日6時31分頃に電力が回復した。停電の原因としては、雪による倒木が電線に接触したことが挙げられている。このような豪雪が続くと、倒木による停電は今後も増える可能性が高く、注意が必要である。
青森県では、今後さらに強い寒気が予想されており、引き続き、雪害に対する注意が求められている。特に高齢者や子供のいる家庭では、外出を控えるなどの対策が重要である。