青森:大型のマグロ漁船が転覆、乗組員1人が死亡…船長の行方不明 : 読売新聞

2024-12-20

著者: 裕美

10月19日午後8時頃、青森県大間町の大間漁協から、マグロ漁船「第12光明丸」(14・19トン)が消息不明となっているとの通報があった。同日11時10分頃、別の漁船が大間岬付近で漂流している同船を発見し、海上保安庁が救助に向かったが、乗組員の男性2人のうち1人は既に死亡が確認された。

死亡したのは大間町の望月愛教(よしおき)さん(55)。同船の船長である七福源一さん(70)も行方不明となっている。当局によると、転覆の原因については現在調査中で、風や波の影響が検討されている。また、望月さんは漁業に従事しており、地域の漁業にも貢献していたことが明らかになった。

青森県のマグロ漁界は落ち込みが続いているが、過去においてはこの地域のマグロは高値で取引されており、望月さんは長年にわたって地域の漁業を支えてきた人物だったとされ、彼の死は地域に大きな衝撃を与えている。

また、漁船失踪の際の安全対策について、地元の漁協は見直しを余儀なくされる可能性があり、事故原因が明らかになることで、今後の漁業のあり方にも影響が出ると懸念されている。

この事故による影響を受けた漁業者たちは、未曾有の危機に直面しており、地域漁業の復興には時間がかかる見込みだ。今後の捜索活動は続けられ、行方不明の船長の安否が気遣われている。