清瀬女子学園、推奨で定員到達し今年の一般入試中止要項反対か、文科省が事情聴取へ

2025-01-17

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長野市にある清瀬女子学園が、今月以降に予定していた人文学科の一般選抜入試を取りやめることを発表した。これは、昨年12月下旬に募集終了を発表したためで、大学側は「昨年中の選考で採用定員を確保したため」と説明している。一方、文科省は実施要項に反する可能性があると問題視しており、大学から事情聴取を行う方針だ。

実施要項の合意と文科省の通知

国公立大学と高専関連団体の代表者らを構成メンバーとする大学入試者選考協議会で実施要項が合意され、文科省は昨年6月に関係者に通知した。実施要項では、一般選抜入試の実施後、重大な災害の発生などを除き、受験者に不利益を与える変更は行わないことが定められている。

今後のスケジュールと定員について

大学によると、一般選抜入試では3つの日程があり、最も早い日程は今月6日、試験は31日としている。定員は「最多32人と少数名」としており、昨年中に実施した学校推薦型選抜で同学部の定員72人に達した。ただし、応募者の中から「受験したかどうか」という意見が寄せられた。

大学は4月から共通化し、清瀬女子学園に変更する。

文科省の指導と指摘

文科省は、東邦大学と大東文化大学を指導し、学力試験の年内「前倒し」実施であっても問題を指摘している。