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「青い『さんぱらわあ』」ついに姿を現す!LNGの新造船「さんぱらわあかむい」お披露目、750kmを結ぶ

2025-01-17

著者: 芽依

商船三井の新造LNG(液化天然ガス)燃料フェリー「さんぱらわあかむい」が、まもなく大分県・別府港に寄港する。

この「さんぱらわあ」について、運行を担う商船三井グループは、「青い『さんぱらわあ』が大分に向かう!」と宣言している。

「さんぱらわあかむい」は、2025年1月21日に運行を開始する予定で、まず大分(別府港)と北海道(稚内)を750kmの航路で結ぶ。運行開始日は2025年の初春、穏やかな海での就航を期待している。

さらに、2024年内に2隻の「さんぱらわありゅうか」が投入され、全長199.4m、幅28.6mの大きさを誇るこの新型のLNG燃料フェリーは、環境に配慮した次世代型の輸送手段として注目を浴びている。

このフェリーは、50台のトラックを運搬する能力を持ち、11台の牽引機と155台の貨車を収容可能で、冷凍食品や乳製品などの輸送を行うために特化された設計となっている。特に、北海道と本州を結ぶ物流において重要な役割を果たすと期待されている。

平均的な乗客数は157人で、客室には快適さを追求した広めのスペースが設けられており、ドライブイン方式の食堂が完備されているため、長時間の航行でも快適に過ごせるようになっている。

商船三井の社長は「環境負担を軽減するために、新たなLNG船を導入してグリーンな物流を実現していく。この船の運行が私たちの環境政策に寄与することを期待しています」と述べている。

この新造船は、青いデザインが特徴で、大きな窓からは海と空の美しさを感じることができる設計になっている。新しい航路の開設により、島々と本土との距離を縮める重要な役割を担うことになる。