千葉の「人口急増の街」から消える「京成バス」に乗った もともと「東葛の車」艦隊の影響は?
2024-12-28
著者: 弘
千葉県北西部の流山市あたりでは、京成バスによる路線が数多くありますが、一部を除いて年内に運行が終了します。鉄道、バスともに東葛の圏域ですが、京成の撤退に伴う影響はあるのでしょうか。
京成バスの運行終了の影響
京成バスに関連する路線は2024年12月27日(金)限りで、流山営業所管轄の東初石線「流4101」と西初石線「流4102」、三つ星野田線の一部「流4111」が運行終了となります。いずれも、つくばエクスプレスや東武アーバンパークライン(野田線)との接続する流山市を発着するバス路線です。
特に「流4101」と「流4102」は、2路線合わせて「初石線」と呼ばれているが、いずれも流山おおたかの森駅〜江戸川台駅間を結んでいます。これらの路線は日常的な交通であり、流山市の住民の生活に欠かせない存在でした。
交通網の結節点
「流4101」が流山おおたかの森駅東口〜江戸川台駅間、「流4102」が流山おおたかの森駅西口〜江戸川台駅間で、それぞれの路線が流山の公共交通の結節点となっていました。このため、京成バスの運行終了によって、東葛エリアの交通網に大きな影響を及ぼすことが予想されています。
運行距離と時間
運行距離と所要時間は、「流4101」が3.66km11分、「流4102」が3.82km13分で非常に近く、流山の地元住民にとっての重要な移動手段でした。どちらの路線も給与支給日や休日の移動時間で特に混雑する傾向がありましたが、京成バスの運行がなくなることで、より多くの交通負担が他の交通機関に移ることになります。
地域への影響と今後の課題
このように流山における京成バスの道を失うとは、地域の交通手段が失われるだけでなく、住民の生活の便も大きく損なわれると考えられます。特に流山おおたかの森エリアの新興住宅地は急速に成長しているにもかかわらず、その交通手段が失われることは大きな痛手です。
今後、流山市は新たなバスサービスの導入や、既存の交通機関との連携を強化する必要があります。この機会に地域の交通体系が見直されることで、住民の生活環境がより良くなることを期待したいところです。