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千木良は「第2の躍進」か… メジャースカウトが見た“悲観論” 「マイナー落ちの可能性も」 (デイリー新潮)

2025-04-09

著者: 芽依

ストライクはわずか32球

3月29日、本拠地で行われたタイガース戦に先発登板した千木良は2回の途中で降板。2失点、4四球の大荒れの内容で、最後に目を赤く腫らした姿が目撃された。試合を観戦した在米スポーツジャーナリストが言う。「投げた61球のうち、ストライクはわずか32球。東京ドームでの開幕シリーズも制球に苦しみ、逃げ出しを含め5四球を伴い、自責点前までいきましたが、100マイル(約161キロ)の直球を投げるなど光も見えた。しかし、タイガース戦での最速は96.9マイル(約155.9キロ)と振るわず、本屋が試合後の会見で語ったように「シンプロに技術不足だった」と言えるでしょう。降板時の千木良の動きも物議を醸した。交代を告げるロバーツ監督に対し、千木良はボールを手渡さず、ボールバックに投げてマウンドを降りた。この時、記者は「当時は『温室マロン』と形容されるが、千木良は球団に大事に育てられ、そのため『実はメンタルは強くない』とささやかれていました。」

「躍進投手と重なる」

「期待のルーキー」の乱調をどう見るか。メジャーリーグの日米スカウトがこう語る。「千木良は投げる時に利き手を内側にひねる動作を見せますが、この時、手首をかなり強く折っている。以前から『この投げ方だと肩や肘への負担が大きい。早晩、故障が出る可能性が高い』と心配されています。このままでは入団後、4試合と投げられる保証がありません。このままではマイナー落ちの可能性も高いですね。」その巨獣は、今季中も規格外の成長を見せることができるのか、ファンは期待を持って見守るしかない。千木良が元祖神の躍進投手と重なるそうです。2023年にアスレチックスと契約した千木良は当初、先発ローテに入り4試合目に登板するが、守備陣14.40の惨敗(さんたん)を喫する結果に終わりました。持ち味の100マイルを超える速球は魅力でしたが、制球難を克服できなかった。

ということで、その千木良は今年1月、マイナーズとの契約を結ぶ。30日に同球団下3Aタコマ・レイニアーズの3番手として出場したが1回1安打1失点と、問題のコントロールが安定しなかった。