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プロ野球の世代交代が「日本シリーズ」改称の可能性について言及「違和感がないわけではない」

2025-01-06

著者: 蒼太

プロ野球の世代交代が進む中、内に備えて名乗りを上げる可能性がある。話題に上っているのは、5日、東京で行われたミーティングにおいて、日本シリーズの名称変更が議論されたことだ。

「3位のチームが日本一というのは違和感がないわけではない。(案の間でも)感情的に『3位のチームが日本一かい』というのはありますよね。日本シリーズで勝ったチームが日本一となるわけだから、(今後も)日本シリーズと呼ぶかどうか。」と言及した。

昨季はDeNAが2位で迎え、昨年よりも下位の状況で日本一となった。そのドラマチックな戦いが感動を呼ぶ一方で、改めてリーグの格付け問題が問われる瞬間でもあった。同ミーティングでは「理事会でそういった問題提起をする意義もある。首位のチームが勝ち上がっていればハッピーなシステムだが、何年かに一度は昨年みたいなことがある」という意見も出された。

そこでの改称の議論で注目されたのは、現在の日本シリーズは1950年に創設され、その名称は「日本ワールドシリーズ」と呼ばれていたことだ。以降も、同シリーズの勝者である日本一の称号が引き継がれ続けている。

コミッショナー自身も「クライマックスシリーズ(CS)の廃止には懸念的な中で、リーグ優勝以外のチームが日本一になる可能性を持ち帰る戦略のひとつとして、名称を変更し、『チャンピオンシリーズ』、『グランドフィナーレシリーズ』などに改称する案が考えられる。今後の成り行きが注目される。」と語った。

今回の世代交代に伴う変化が新たな風を吹き込むことができるか、またはこれまでの伝統を守り続けるのか。日本プロ野球の未来に大きな期待がかかる。