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「プロV1」と「V1x」はどっちがどう人気?女性プロの本音を探ってみた

2025-04-08

著者: 健二

国内女性プロゴルファーたちが、最近よく使用しているボール「プロV1シリーズ」。開封以来、これまでの使用率は同シリーズが36.1%で1位。フィールド108人中39人が使っていました。それだけ女性プロには人気があるわけですが、一体何を基準に「プロV1」(以下V1)と「V1x」(以下X)をチョイスするのか?逆にもう一方を選ばないのか?私たちアマチュアにとっても大いに参考になるはずで、使用選手にヒアリングしてみた。

39人の内訳はV1が20人、Xが17人、「プロV1xレフトダイシ」(以下レフトダイシ)が2人。やはりV1とXはどちらも良い状態である。しかし、その時々の状況が25年の新モデルにスイッチしていた。 一体多くの選手がV1を選べば良いのだろうか。「ダイキンオーシャン」での配当率を踏まえ、昨年までと今年のトレンドが大きく変わってきた様子。この流れは「V1x(25年)→V1(27年)→V1x(27年)」に置き換わってきたようだ。

また、「ダイキンオーシャン−」の新V1は、12戦目「Vポイント×SMBCレディース」は新Xだった。「冬にテストした時は、『V1』の方が『X』よりドライバーのスピン量が少なかったんです。『V1』は2300〜2400回転で返って、『X』は2800回転くらい入っていた。それで、『V1』でこうなったんですが、開封して気温が上がると、『X』の方がスピンが安定していて、アプローチでも(スピンが)入っていました。」と挙げられた。

同じく「レフトダイシ→V1x(25年)」に替えたのが倉持あおい。 「昨年まではドライバーのスピン量がちょっと良くてレフトダイシを使っていたんです。でもアプローチでは初速が強い印象があって…。新しいV1xを試したら、ドライバーのスピン量が安定して、なおかつグリーン回りのスピンも少しずつ入っていきました。」と語った。

さらに今シーズンからプロV1シリーズを初めて使っている高橋彩華。昨年まで他社のボールだったが、オフにテストを繰り返し、最終的にXを選んだ。「スピンが増えて打ち出しも上がったので、これには期待しています。」とのことでした。

一方、新しい25年モデルにスイッチした選手もいた。申妃(韓国)だけで、23年モデルのV1で戦っている。タイトリストのボール担当者は、「新しいV1もXも試しながら、ヴィクトリア(25年)を打ったら、仲間が求めていた結果が得られました。」と言っていた。 

一方、2025年モデルにスイッチしなかった選手もいた。アマチュアはまだV1(25年)で戦っている。タイトリストのボール担当者は、「新しいV1、Xも試してもらうと、『V1(25年)を打ったらXかと思いました』と言っていた」とのことです。確かに性能上、初速が十分に速くなっているが、それを感じ取れる感覚がすごく良い。選手選考でハイリスクを抱える中で、初速に関しては初めて言われました」と驚きました。「特にグリーン周りで、彼女の中でちょっと飛び出して速いかもしれない。ざっと早かったら、いつまでこのままでいられるのか」と言われていました。

海の方向からも新しいボールの話題が入ってきた。リディア・コプロ(ニュージーランド)が長年使っていたXをV1に替え、今シーズンの4戦目「HSBC女子世界選手権」で優勝を飾った。変更理由はスピン量。タイトリスト関係者によると、「彼女から開封戦の途中で連絡があり、Xよりもスピンが少ないものを探していることが分かりました。(先週の)ファインデータの練習場でV1(25年)をテストしたら、やっと彼女が求めていた結果が得られました」と語った。

一方、新しい25年モデルにスイッチした選手もいた。申妃(韓国)だけで、23年モデルのV1で戦っている。今季の結果にも注目が集まります。